のど飴日記

拠り所

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誰しも心の中には多かれ少なかれ「心の拠り所」みたいな場所があるでしょう。
私は高校の頃に家庭内がゴタゴタしていてそれが家にありませんでした。
帰り道にある古着屋。そこには年上の兄さんやおっさんらがいつもいました。
本当に何してるんだろう?と思うほど同じ顔ぶれが「そこ」にはありました。
古着、映画、音楽、くだらない話をする場であり家族のような場所でした。
勿論店内には洋服もあるのですが、その時代では分煙?の先駆けの如く
カウンター内でタバコを吸っている兄さんやおっさんらがだいたい2、3人はいました。
分煙とは言え狭いお店の中はモクモクと煙が充満していました。すると、
「いっぺんに3人は吸うな!2人までぜ!」と髭のオーナーはいつも怒鳴りました。
いつからか、店内に灰皿が無くなっていたので、「禁煙になったんね?」と尋ねると
「服がヤニ臭いっち言われたけんがっさ~い。」とタバコ吸いながら言うんですよ。
え?店内禁煙じゃ?もうこれにはおったまげました。「禁煙じゃないとね?」と聞くと
「少しぐらいよかろ~もん。」ってな具合でした。20年も前の話ですがよく覚えています。
現在もお店に立ち、お客さん達の「心の拠り所」として慕われる髭のオーナー。
それはお店とは単に売り買いの場だけではないことの証のようにも思えます。
[12/25 2009]

by bloodandsystem | 2009-12-25 11:20 | 日記