のど飴日記

クレヨンバトル

この前、娘が保育園で使っている「12色入りクレヨン」を家に持ち帰ってきてました。
傍で妻がちょっと苦虫を潰した顔をしているので何かあるな・・・と思いつつ
「どうした?」と娘に聞くと「クレヨンがね、全部折れたとォ。新しいの買ってェ。」と申します。
すると、すかさず妻が「何て言いよるとね!それ全部自分でわざと折ったくせに!」
と珍しくエキサイトしております。「自分で折った?どうして?なぜに?」と私の
娘への尋問が始まりました。なかなか事の真相を話そうとしないので妻に尋ねます。
「お友達が16色のクレヨンを持って来ていてそのプラス4色の中にはピンクとか
今自分の使っているクレヨンにない色があった。それでどうして彼女は16色を使えて
私は12色なの?と。それで、そうか!全部ポキポキのボコボコに折ってしまえばいいのか!
そうすればそのお友達のように違うクレヨンを使えるのだな。」という経緯のようでした。
これは決められたクレヨンしかいけないとしているのに16色のクレヨンの使用を許した
保育園の迂闊な判断に目を付け数名のお友達と共謀し意図的にクレヨンを折りまくった。
もう、法の隙間を縫って私腹を肥やす脂ぎった政治家ばりに抜け目がないというか・・・。
こんなことは為にならんと思いましてここは親父の威厳とやらでガツンと言ってやろうと
生まれたばかりの子がすやすやとお眠りしているところ本当に申し訳ないとは思いつつ
「この折ったクレヨンをテープでくっつけて持って行け!分かったかッ!」と叱り飛ばしました。
・・・・するとですよ。「はぁ~?どうせまた折れるやろォ?買ったほうが早いじゃ~ん!」
と言いやがりますんで頭に来て「何回でもくっつけてやる!新しいのは絶対買ってやらん!」
と言った途端、「それは嫌ッって言いよろうがッ!うぎゃー!いやじゃー!」と絶叫スタート。
ついにクレヨンバトルが始まりました。普段はすぐ止めに入る妻もどうぞどうぞと見ております。
昔見た寺内貫太郎一家のような言い争いはますますエスカレートしていきました。
「ダメって言いいよろ~が!」と言えば「買ってって言いよろ~が!」とその繰り返しが延々と。
それは大人気ないおっちゃんが5歳児相手にムキになっているとでも言いましょうか。
妻が頃合を見て仲裁に入ることでやっと停戦となりました。折ったクレヨンは家で使うこと。
新しく買うクレヨンが16色でも保育園には12色しか持って行ってはいけない。この二つが条件でした。
後日、近所の文房具店で12色のがなかったので16色のクレヨンを買って帰りました。
すると、それを見た娘はニヤリと笑いピンク色を加えた12色を保育園に持って行ったのでした。
やっぱり今回は父ちゃんの負けですかね・・・。[02/20 2010]
by bloodandsystem | 2010-02-20 13:25 | 日記 | Trackback | Comments(0)